闘牛文化、継承発展へ うるまで全国の牛対決 報告や議論も


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県外から代表牛が参加する闘牛大会に来場を呼び掛ける市商工観光課の佐渡山尚人さん=4月30日、うるま市役所石川庁舎

 【うるま】闘牛文化を持つ全国6県9市町の関係者が闘牛文化の保存や伝承、担い手の交流などを目的に集う「全国闘牛サミット」(うるま市合併10周年記念事業全国闘牛サミット闘牛大会実行委員会主催、全国闘牛サミット協議会、うるま市など共催)が9、10の両日、うるま市で開催される。

うるま市での開催は8年ぶり。9日は全国闘牛サミット闘牛大会が午後5時半から、市石川多目的ドームで開かれる。10日はサミット総会や交流会で、関係者が今後の闘牛飼育などを事例紹介しながら協議する。
 全国闘牛サミットに参加する協議会は1998年に発足した。現在の加盟自治体は岩手県久慈市、新潟県の長岡市と小千谷市、島根県隠岐の島町、愛媛県宇和島市、鹿児島県の天城町と徳之島町と伊仙町、沖縄県うるま市。
 地域ごとに闘牛の目的や戦い方などのルールは異なるが、同じ闘牛文化を持つ市町同士が闘牛を生かしたまちづくりを話し合うことが目的だ。
 メーンイベントは9日に行われるナイターの闘牛大会。徳之島や宇和島、隠岐の島からの代表牛が参戦し、決戦の火ぶたを切る。
 10日の総会では、うるま市商工会と市が進める闘牛の観光資源化のための調査報告や、闘牛の飼育環境や継承を議論する。.