与那原町で沖縄戦慰霊祭 町警防団に手合わせる


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慰霊塔と平和之塔に手を合わせる参列者ら=14日、与那原町の慰霊塔

 【与那原】与那原町遺族会の慰霊祭が14日、町与那原の慰霊塔で開かれた。遺族会会員に加え、古堅國雄町長や町職員らが参列し、沖縄戦で犠牲になった町警防団を祭る慰霊塔と、町民を祭った平和之塔に手を合わせた。

 設立当時は200人余の会員がいた町遺族会も、現在の会員数は10人にまで減った。日本軍に徴兵された父を中国で亡くした神谷厚栄さん(74)は「孫やひ孫の代まで会員になればいいが、難しい。会員がいなくなった後どうするかが課題だ」と、会の存続を不安視した。【琉球新報電子版】