「てだこ浦西駅開発」市説明会に51社参加


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てだこ浦西駅周辺開発地区のイメージ

 【浦添】沖縄都市モノレールの延伸で、2019年春開業予定の「てだこ浦西駅」の周辺開発地区について浦添市は15日、市役所で参入事業者の第2次公募説明会を開いた。
 説明会に51社85人が参加した。

今回の公募対象は(1)ホテルや高層マンション、オフィスビルなどの参入を想定している高度利用複合施設地区(1・18ヘクタール)への参入事業者(2)1次公募で内定している建設予定施設へのテナントの入居者と共同開発(3)整備予定のスポーツアリーナの運営や千台収容の駐車場(パーク&ライド)、分散型エネルギー事業などを運営するまちづくり法人事業者―の三つとなる。
 6月末に提案を締め切り、7月の審査を経て8月上旬に参入事業者を内定する。昨年12月に1次公募で内定している事業者は、住友商事とイオン琉球、第一交通、大和ハウス工業、みのり学園、フィットネスプロモーション「ジスタス」となっている。
 沖縄自動車道に幸地インターチェンジが新設される予定で、てだこ浦西駅周辺は沖縄都市モノレールと沖縄自動車道が結節し、大型駐車場の設置や、コミュニティーバスの導入で交通の要所となる見込みだ。また太陽光や地熱など再生可能エネルギーで地域内の電力を供給する「スマートコミュニティー」を目指す。
 全体の開発地区面積は18・7ヘクタールで、現在69%が農地、15%が原野で地権者は約200人いる。2015年度中に都市計画の決定をする。