長江の転覆事故、雨で捜索難航 船体切断作業は中断


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 【監利、上海共同】中国湖北省荊州市監利県の長江(揚子江)で456人乗りの客船「東方之星」が転覆した事故で、行方不明となった約400人の捜索・救助活動を続けている当局は船内をくまなく捜索するため、水面に出ている船底を切断して穴を開ける作業を3日夜から始めたが、雨のため4日朝は中断された。

 国営中央テレビによると、天候の回復を待って作業を再開、穴が開き次第、潜水士を投入し、船内に閉じ込められているとみられる乗客らの捜索を加速させる方針。ただ、事故発生から丸2日が経過し、乗客らの救出は一段と厳しさを増している。
(共同通信)