空自ヘリ「待機」に反し離陸 管制指示違反か、那覇空港


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 那覇空港で航空自衛隊のヘリコプターが離陸滑走中の全日空機の前を横切ったのを機に、滑走路上で旅客機同士が衝突しそうになったトラブルで、空自ヘリは管制官から「待機」の指示を受けていたのに離陸していたことが4日、国土交通省への取材で分かった。

 ヘリの操縦士は全日空機への離陸許可を自らへの許可と誤認して飛び立っており、ヘリの管制指示違反の可能性が高い。
 運輸安全委員会の航空事故調査官3人は4日午前、那覇空港事務所(那覇市)を訪れ、調査を始めた。空自ヘリの横断飛行は、その後のトラブルの契機になっており、管制官と操縦士らとのやりとりが、今後の調査の焦点となる。
(共同通信)