年金情報流出 沖縄は74万件 県内加入・受給者の6割


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個人情報流出問題を受け情報流出の照会を求める人で列ができる日本年金機構の那覇年金事務所=8日、那覇市壺川

 サイバー攻撃による日本年金機構の個人情報流出問題で、外部に漏れた約125万件のうち、沖縄事務センターが約74万件、東京の記録突合センターが約50万件、和歌山事務センターが約1万件だったことが、年金機構や関係者の話で8日分かった。

沖縄事務センターによると、県内の年金加入者・受給者は2015年の最新の数字で合わせて118万1718人。同センターが扱う個人情報には県外の加入者も若干含まれるが、県内の情報流出約74万件は県内の加入者・受給者の約6割に当たる。
 今回の事態を受けて県子ども生活福祉部福祉政策課の上間司課長は8日、那覇年金事務所に松永正俊所長を訪ね、県民生活に影響が出ないよう対策を徹底することなどを求めた。