社会

沖縄市の最終処分場 カドミウム、基準6.7倍

 【沖縄】沖縄市池原の最終処分場周辺の地下水から環境基準値を超えるヒ素などの有害物質が検出された問題で、県による昨年9月の地下水調査で環境基準値の約6・7倍の有害物質カドミウムが検出されたことが分かった。環境基準値の18倍のヒ素や同9倍の総水銀、3・1倍の鉛も検出された。

 水質化学に詳しい大出茂琉球大教授は「処分場近くの地下水から検出されており、状況から処分場由来の汚染の可能性がある」と指摘する一方、「現在地下水は飲料水や農業用水として使用されておらず、住民や農作物に害を及ぼすことはないだろう」と話した。
 調査は処分場周辺の地下水や河川など計11地点で実施。環境基準値を超えるカドミウムと鉛は2地点、ヒ素は6地点、水銀は1地点で検出された。
 処分場近くで主に検出されており、下流域の河川や民間地の井戸水は基準値以下だった。
 県環境整備課は「下流側は全て基準値内にある。河川周辺での利水も確認されておらず、人体や生活環境、農作物への影響はない」と話している。
 カドミウムは日本の四大公害病の一つイタイイタイ病の原因物質とされる。同課は発生源について、処分場の上流域で高濃度検出されたことから「処分場以外の可能性もある」と話す。(宮城征彦)



関連するニュース






  • お知らせ


  • 琉球新報デジタルサービス



  • 会員制サービス






  • 他のサービス