報道圧力で4日に緊急抗議集会 県議会与党と平和団体


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 自民党の報道圧力問題を受け、県議会与党5会派や沖縄平和運動センター、マスコミ労協など6団体は4日午後6時から那覇市の自治会館で緊急の県民集会を開くことを決めた。「言論の弾圧と沖縄歴史のわい曲を許さない」「言論・表現・報道の自由を守る」と訴え、一連の発言などに抗議する。

 同党会合で「普天間飛行場の周辺住民は商売目的で住み始めた」などと述べた作家百田尚樹氏の発言に対し、主催者らは「私人の発言とはいえ、地主の年収、普天間基地の形成過程など事実誤認であり意図的な喧伝(けんでん)だ。県民を侮辱するもので到底許されない」と批判している。自民党議員の発言についても「ある議員に至っては党内の処分を受けた後でさえ正当化する発言を繰り返している。言語道断だ」と指摘した。
 集会の問い合わせは沖縄平和運動センター(電話)098(833)3218。