川内原発、再稼働へ最終段階 核燃料を装填、8月起動予定


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原子炉に核燃料の装填作業が始まった、九州電力川内原発1号機=7日午後、鹿児島県薩摩川内市(共同通信社機から)

 九州電力は7日、川内原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)の原子炉に核燃料を装填装填する作業を始めた。東京電力福島第1原発事故を受け施行された新規制基準下で全国初となる再稼働に向け、準備は最終段階に入った。九電は8月中旬の再稼働を目指す。

 ただ再稼働に反対する声も多く、安倍政権が進める原発回帰の流れが加速するかは不透明だ。
 九電は10月中旬に川内2号機の再稼働も計画しているが、川内原発周辺には過去に巨大噴火した火山が集中するほか、避難計画の実効性など課題が山積しており、地元住民から懸念の声も出ている。
(共同通信)