主権者教育に新聞活用を 秋田大会で確認、きょう閉幕


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ミニシンポジウムで取り組みを発表する秋田、福井両県の教員ら=31日、秋田市の秋田県民会館

 【秋田で稲福政俊】第20回NIE全国大会秋田大会(日本新聞協会主催)は最終日の31日、8校の公開授業と4校の実践発表、ミニシンポジウム、ICT(情報通信技術)を活用した特別分科会を行い、閉幕した。

大会では、児童・生徒の豊かな問いを導くことや、主権者教育を進めるために新聞の活用が重要になることなどを確認した。来年は大分県で開催する。
 ミニシンポジウムは「学力と新聞活用」をテーマに、秋田、福井両県の教師が実践していることを発表し、新聞を授業で活用することで子どもが社会の一員として成長することを強調した。
 八郎潟町立八郎潟中2年の公開授業では、震災復興を願って東北各県が持ち回りで開催している「六魂祭」が秋田県で開催された時に発行された秋田魁新報号外の記事と写真から、生徒が適切な見出しを考えた。4、5人の班で見出しを考えて発表し、生徒同士が討論を重ねて秋田魁新報社のビジュアル報道部長に提案した。
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