ドイツへの難民80万人と予測 昨年の4倍、公正分担訴え


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 【ベルリン共同】ドイツのデメジエール内相は19日に記者会見し、2015年にドイツに入ってくる難民が最大で14年の4倍の約80万人に上るとの予測を発表した。中東などから欧州連合(EU)内に押し寄せる難民の4割がドイツで保護申請しているとして、各国の「公正な受け入れ分担」を訴えた。

 難民は、EUを中心に域内の出入国管理を廃止した「シェンゲン協定」の下で、欧州内の国境を越えて移動している。デメジエール氏は「欧州に真の難民政策がない限り、出入国管理のない国境は存続できない」と警告、協定が危機にひんしているとの見方を示した。
(共同通信)