奥西死刑囚が一時危篤 名張毒ぶどう酒事件で在監


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 三重県名張市で1961年、女性5人が死亡した「名張毒ぶどう酒事件」で死刑が確定した奥西勝死刑囚(89)が21日に一時危篤状態になったことが27日、関係者への取材で分かった。現在容体は回復しているという。

 関係者によると、21日朝から体温が40度前後になり、声を掛けてもわずかな反応しか返ってこない状態になった。同日夜には投薬治療などを受け、熱は約38度まで低下。声に反応して目を開け、口を動かすようになるなど回復しているという。
 2012年に発熱や肺炎症状のため、名古屋拘置所から外部の病院に入院後、八王子医療刑務所(東京)に移された。
(共同通信)