【中国時報】大学合格者の定員割れ最悪 台湾、過去5年


社会
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 台湾の統一大学入試の結果がこのほど発表され、4年制大学では4万8537人が合格した。合格率は95・6%と大学全入時代の様相を呈している。その一方で全66校のうち14校が定員割れと過去5年で最悪の結果となった。

大学入試にも少子化の影響が暗い影を落とし始めている。
 不人気の大学や学科には新設のものが多く、立地の悪さも受験生離れの要因の一つとなっている。また進修部(夜間部)も先ごろ政府が、5千人以上の規模の大学では進修部から昼間部への転部を禁止したため、定員削減や閉鎖が続出している。
 大学関係者によると、合格しても9月の入学手続きを行わない受験生が少なくなく、近年は4年制大学では手続き率が約8割。短大などでは3、4割にとどまるところもあり、実情はより深刻だとしている。