社会

米軍機騒音 基準超え 夜間・早朝回数も増

夜間・早朝の騒音回数 ※月平均

 県環境部は米軍嘉手納基地と普天間飛行場の2014年度航空機騒音測定結果を9日までにまとめた。

日米両政府間の騒音防止協定で飛行が制限される午後10時~午前6時の騒音発生は37測定局中、27局で前年より増加。月平均回数は嘉手納町の屋良B局の116・9回が最多だが、前年度からは58・4回減った。普天間周辺では宜野湾市の大山局の29・3回が最も多い。
 2013年度に導入された新たな騒音指標Lden(エルデン、時間帯補正等価騒音レベル)での評価では嘉手納周辺の20局中、前年と同じ8局で環境基準を超過した。北谷町の砂辺局で70デシベル(基準値62デシベル)、屋良B局で68デシベル(同57デシベル)と基準値を大幅に超えた。普天間周辺では13局中、宜野湾市の上大謝名局で62デシベル(同57デシベル)となった。
 旧指標のW値(WECPNL、うるささ指数)で測定した両基地周辺の5局では旧環境基準値を超えた。
 那覇空港の騒音測定結果も公表された。エルデンについては4局中、豊見城市の与根局で62デシベル(基準値57デシベル)となった。騒音発生は増加傾向で、与根局で1日当たり203・1回と最も多い。W値では4局全てで前年度と同じだった。
 騒音に詳しい渡嘉敷健琉球大准教授は「エルデンやW値では評価が甘くなるヘリ低周波音の測定も取り組んでほしい」と求めた。
 結果を踏まえて県は8日に沖縄防衛局や在日米軍沖縄地域調整事務所、航空自衛隊那覇基地、大阪航空局那覇空港事務所などに騒音軽減措置について要請した。



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