アルコール依存症から回復を図るため、依存者同士で体験を共有するグループAA(アルコホーリクス・アノニマス)が20日、体験談をより多くの人と分かち合うためのイベント「第4回アジア地区・ヤング・ラウンドアップ」を那覇市のてんぶす那覇で開いた。
同イベントは19日から21日まで3日間の日程で行われ、県内外や米国から駆け付けた参加者がそれぞれの体験を語った。
会場で自らの体験を語った30代男性=那覇市=は「アルコール依存症が病気だとは思っていなかった。酒を飲む度に人間関係を壊すほどの失敗をした。人間関係の悪化、高校退学などにより、自分の酒の飲み方が普通ではないと感じるようになった」と振り返った。
アルコール依存症については「一人で依存症に立ち向かうのは、とても難しい。最初は信じていなかったが仲間と情報を共有することで、気が楽になり、回復に向かっていった」と語った。