浄化地下水の放出開始、福島 第1原発の汚染水対策


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 福島第1原発の建屋周囲の地下水をくみ上げて汚染水増加を抑える「サブドレン計画」で、東京電力は28日午前、くみ上げ後に浄化し放射性物質濃度が基準値を下回ることを確認した地下水の海洋放出を始めた。サブドレン計画の本格運用開始後にくみ上げた水を放出するのは初めて。

 今回放出するのは今月3日以降にくみ上げて浄化した地下水で、タンクに約880トン保管している。
 東電は海洋放出の基準を、セシウム134と137が1リットル当たり1ベクレルとしている。浄化後の第三者機関の検査では、セシウム134と137が検出限界値未満だった。
(共同通信)