【中国時報】大陸政府の台湾観光解禁 謝院長が歓迎表明


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 謝長廷行政院長(首相)は20日、陳水扁総統の就任1周年祝賀式典の記者会見で、大陸政府が先ごろ打ち出した台湾観光解禁を歓迎すると述べた。交通部(国土交通省)の林陵三部長(大臣)も具体的な交渉方法を検討したいと述べた。
 大陸政府の発表では、1日当り1000人に台湾観光を許可するとしている。謝院長は「滞在日数は従来通り10日とする方針だが、観光客受け入れ業務に関係する省庁は多岐にわたるため、受け入れ態勢整備に向けた調整が必要だ」などと語った。
 林交通部長は「旧正月の帰省便などと同じ方法で交渉を進めたい」としする一方、「大陸政府は昨年、9月から福建省の住民に対し、毎日600人に台湾の金門島観光を許可すると述べていながら、今年3月まで、300人しか来ていない」と述べ、大陸政府の出方を静観する意向も示している。