琉球新報社 高雄県に住むＡさんは先ごろ、昨年買ったばかりの新車でドライブに出かけたところ、突然警察に停車を求められた上、窃盗罪で逮捕された。が実は、ナンバーを管理する「監理所」が誤って盗難車のナンバーを発給したことが原因で起こったとみられる珍事件だった。
事件発生は、旧正月の元日にあたる９日午後９時すぎ。巡回中の警察官が、“盗難車”に乗って家族とドライブしているＡさんを発見。車の前のナンバーが、今月初旬に盗難届が出ている「９１８０ＪＷ」だったため、逮捕に踏み切った。
ところが、Ａさんによると、自分の車のナンバーは一字違いの「９１８０ＪＭ」。確かに後ろのナンバーは、この番号だった。Ａさんは、「車を盗んではいない」と主張したが、なにしろ監理所も旧正月の休暇中。確認がとれないまま、Ａさんは拘置所で一夜を過ごした。
