【中国時報】バスの車内で香りサービス 台北市・大南客運


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 台北市のバス会社・大南客運は先ごろ、車内にアロマオイルの芳香を流すサービスを始めた。香りはレモン、ラベンダー、リンゴ、スミレと森林の香りの5種類。乗客には「夏の汗臭さが軽減される」と好評だ。
 アロマオイルを染み込ませた布をエアコンの吹き出し口に設置するという方法。調査段階では、バラの香りが好評だったが、「香りがきつい」という声もあり、現在の5種類に決まった。香りの強さも、かすかに香る程度になっている。
 市内を走る数路線、計200台がサービスの対象で、乗客はドアの横の表示で好きな香りのバスを選ぶことができる。車内には軽音楽も流しているが、通学客が多い路線では英会話の学習テープを流しており、このサービスも好評だ。他社でも「これまでも運転手が個人的に芳香剤を置くことはあった。乗客の反応を見て導入を検討したい」としている。