【中国時報】大陸からの密航、男女の比率逆転 台北県


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 海巡署(海上保安庁に相当)は先ごろ、大陸からの密航者に関する統計結果を発表し、ことし初めて男女比が逆転して男性が女性を上回っていることが分かった。特に北部地域では、男性が全体の8割から9割を占めている。
 台北県警察局の調査によると、ことし上半期に検挙した大陸からの密航者510人。うち女性はわずか36人だった。これまで女性と男性は8対1の比率だったが、ことし大きく逆転している。男性では30歳以下の若年層が目立っている。
 原因について同署は、東南アジアからの労働者が減少したため、労働市場に大陸出身者が参入したともみているが、動機の不明なケースもあり、犯罪との関係が懸念されている。