【中国時報】国際物理五輪で団体、個人優勝 台湾


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 第36回国際物理オリンピックが11日、スペインで開催され、台湾を代表して出場した高校生5人が全員金メダルを獲得。個人部門では最高得点を記録したほか、強豪の米国、中国、ロシアを抑え、初めて団体優勝にも輝いた。
 台湾代表として出場したのは、国立科学工業園区実験高校、建国高校(2人)、高雄高校、台南第一高校のいずれも3年生。実験高校の林頴施さんが個人部門では、ハンガリー人と同点1位となった。団体の部でも、47・7点の最高得点を記録し、2位中国の46・6点を引き離した。
 物理オリンピックは、高校生を対象とする物理学の理論問題と実験問題のコンテストで、今回は世界77カ国の代表が出場。45個の金メダルを争った。台湾代表としては過去最高の記録を残した高校生たちには、台湾政府より一人約70万円の賞金が支給され、大学の理工系学部もしくは医学部への推薦入学が保障される。