【中国時報】夏茶の卸売価格を公表 製茶同業者協会


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 台湾地区の製茶同業者協会は先ごろ「2005年夏茶全省各茶区初製茶卸売価格」を発表した。通常夏茶は春茶より安い傾向にあるが、新竹・苗栗地区特産の「椪風茶」だけが高値となった。
 発表では、阿里山、梅山などの高山茶類が1斤(600グラム)約2800円から約5300円。凍頂や竹山などの凍頂烏龍茶が、約2000円から3500円。新竹、苗栗地区の椪風茶、別名「白毫烏龍茶」が、2800円から1万7500円だった。
 製茶業関係者によると、コンテストやオークションで、茶の価格が高騰することもあるが、一般の小売価格は、通常産地の卸売価格の2倍以内となる。昨年、「東方美人茶」が1斤約11万円という高値を記録したが、この種の高級茶の供給量は少なく、他の茶種の価格にまで影響を及ぼすことはない。