【中国時報】リニアの導入検討 台北市、日本のシステムを評価


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 台北市の常岐徳・捷運工程局長は先ごろ、同市の「捷運」(新交通システム、MRT)にリニアモーターカーの導入を検討していると発表した。最初の導入路線としては、騒音問題で深夜運行ができない北投支線での運行を考えている。
 常局長は「リニアモーターカーは騒音も少ない上に、環境にも優しい。特に現在、愛知万博で最寄りの駅と会場を結んでいるリニアモーターカーは乗り心地もよく、好評だ」とし、日本のシステム導入が望ましいとしている。
 捷運局の王副所長は、「現在淡水支線では金属製の車輪、木柵線ではゴムのタイヤを採用しているが、いずれも騒音が大きい。これまで防音壁の設置で対応してきたが、根本的な対応策とは言い難い。住民の環境意識の高まりにともない、抗議の声も強くなったため、リニアモーターカーを導入したい」としている。