【中国時報】「断背山」が金獅子賞受賞 ベネチア国際映画祭


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 第62回ベネチア国際映画祭の最終日となった10日、台湾出身の李安監督の「ブロークバック・マウンテン/断背山」がコンペティション部門最高賞の金獅子賞に選ばれた。李監督には宮崎駿監督からトロフィーが授与された。
 同作品は、E・アニー・プルーの同名小説を映画化したもの。1960年代、ワイオミング州のブロークバック・マウンテンで出会った2人のカウボーイが、思いがけず恋に落ちるが、保守的な周囲の目を気にして、それぞれに結婚。後に再会するという、同性間の愛と友情をテーマとした話題作だ。
 李監督は、これまで監督作品「グリーン・デスティニー」でアカデミー賞10部門にノミネートされるなど、多くの作品で国際的な映画賞を受賞しており、今回はベルリン、カンヌ、アカデミー賞に次ぐ4回目の受賞となった。