【中国時報】両岸チャーター直行定期便 来年旧正月にも運航


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 行政院大陸委員会の呉金燮委員長(閣僚級)と台北市の航空運輸同業者協会の范志強理事長は先ごろ、台湾と中国各地を結ぶチャーター直行定期便を、早ければ来年の旧正月から運航させることを明らかにした。実現すれば、旅客便と貨物便の同時スタートとなる見込みだ。
 中台双方は、すでに相当回数の協議を積み重ねており、大陸側は、特に旅客便の実現を強く要望。誰でも自由に搭乗できること、旧正月やクリスマス、国慶節を挟むゴールデンウイークのほか、毎週末にも運航することなど、具体的な条件を提示している。台湾側の空港では、台北と高雄のほか、台中の新国際空港も指定している。
 一方、台湾側は貨物便の実現をより強く要望しているが、最も需要の高い上海空港に関して、大陸側が「すでに満杯状態だ」と難色を示しているため、今後、深夜の発着も視野に入れ、交渉を進めることにしている。