ガールズバンドはつらつ くにがみこども園 中高生5人、誕生会で演奏


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 【国頭】今年3月に国頭中学校を卒業した国頭村出身の高校1年生4人と、国頭中学校2年生1人の5人で構成するガールズバンド、ANERAassassin(アネラアサシン)の演奏会と、くにがみこども園(仲間美和園長)の8月生まれ園児の誕生会が8月17日、同園で開かれた。
 誕生会では、8月生まれの園児4人が、園児や職員から祝福を受けた。「大きくなったら何になりたいですか」のインタビューに「漫画家になりたい」と元気に答えていた。
 こども園からの依頼で出演を快諾したバンドのドラム海老澤優空(ゆうあ)さん、ベース横田侑美さん、ギター横田結さん、ボーカル仲間也菜さん、玉城果帆さんの5人は、息の合った演奏を披露した。
 メンバー全員が辺土名幼稚園(現在のくにがみこども園)を卒園している。当時の教諭と久しぶりに再会した。懐かしい思い出話が弾み、談笑しながら恩師に成長した姿を見せていた。
 「惑星ループ」(ナユタン聖人)、「小さな恋の歌」(モンゴル800)の2曲を披露した。アンコールの声や拍手が起こると、こども園職員2人も加わって「小さな恋の歌」を再演奏した。「惑星ループ」には、即席ダンサーとしてバンドメンバーの妹や弟、仲間也栖(ありす)さん(奥間小4年)と海老澤一(いち)さん(奥間小1年)も加わった。
 バンドリーダーの優空さんは「小さな子たちにも音楽を披露する機会ができてうれしかった。少しでもバンドに興味を持って、時期が来たら演奏してほしい。盛り上がり最高でした」と笑顔で感想を話した。
 バンドを引率した保護者で、優空さんの母親の海老澤愛香さんは「子どもたちは、地域の方々の協力により、好きな音楽を続けられている。少しでも地域に貢献し、この経験を大事にしてほしい」と話した。
 演奏を聞いた園児からは「めっちゃ格好よかった」「リズムがいい感じだった」「音楽がたくさん聴けて自然と体が音楽に乗ってきた」などと声が上がった。 (新城高仁通信員)
演奏したバンドの(後列左から)横田結さん、仲間也菜さん、海老澤優空さん、玉城果帆さん、横田侑美さん、ダンサーの(前列左から)海老澤一さん、仲間也栖さん=8月17日、国頭村辺土名のくにがみこども園