那覇と豊見城の小学生、修学旅行で闘牛を観戦 うるま市石川ドーム 「迫力あった」


那覇と豊見城の小学生、修学旅行で闘牛を観戦 うるま市石川ドーム 「迫力あった」 闘牛のエキシビションマッチに見入る児童=9月21日、うるま市の石川多目的ドーム
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 【うるま】沖縄県那覇市の開南小学校と豊見城市の豊崎小学校の6年生約250人は9月21日、修学旅行でうるま市の石川多目的ドームを訪れ、闘牛の試合や牛の特徴などを学んだ。うるま市の闘牛文化を知り、牛の迫力を間近で体験した。

 「観光闘牛」を提供するレキオツーリストが手掛けた。闘牛アナウンサーの伊波大志さんによる闘牛講座やエキシビションマッチが開かれた。伊波さんは闘牛の角や技の種類などを説明した。全身を赤でそろえた服装で来た児童が「牛が赤に反応しないか」と不安がる姿に「牛は色が識別できない」と伊波さんが説明する場面もあった。

 試合で牛同士が激しくぶつかる姿に「頑張れ」との声援や拍手が起こった。開南小6年の児童は「角がぶつかる音がすごかった。最後まで諦めず闘う姿がかっこよかった」と話した。別の児童は「牛の重さは車と同じくらいと聞いた。ぶつかり合いは迫力があった」と話した。

 開南小の八重尾美奈子教諭は「県内でも闘牛を知らない児童がいる。文化体験できてよかった」と振り返った。

 (金盛文香)