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軽量級トップ同士激突 シーの一番 14日、石川ドーム うるま祭り大闘牛


軽量級トップ同士激突 シーの一番 14日、石川ドーム うるま祭り大闘牛 常勝会テスリ華梨
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 うるま祭りのイベントの一つとして行われる第18回うるま祭り大闘牛大会(主催・うるま祭り実行委員会、共催・うるま市闘牛組合連合会、琉球新報社)が14日午後1時から、うるま市石川多目的ドームで行われる。同大会は入場無料で闘牛観戦が楽しめることや、「闘牛のまち」宣言をしているうるま市ならではのバラエティーに富んだ対戦カードが予想され、毎年多くの人でにぎわう大人気の大会だ。注目のシーの1番は前軽量級王者常勝会テスリ華梨と、葵冠の対戦。共にカケ技を得意とする軽量級のトップランカー同士が激突する。

 常勝会テスリ華梨は、前試合の夏の全島大会で彪獣王の挑戦を受けた2度目の防衛戦に敗れてからの復帰戦となる。長い角と強靭(きょうじん)な首力を生かしたカケ技で多くの強豪牛と渡り合い、2度の軽量級全島一、王座に輝くなど積み重ねた戦歴は通算21勝9敗1分け。対戦相手に有無を言わせない強引な押し込みから一気に腹取りで勝敗を左右する強烈なカケ技で、長年闘牛ファンを引きつけている。

 対する葵冠は、初戦を2021年に徳之島で樹里(しらみず凰樹)と対戦し敗れ、沖縄に移籍。移籍後はたっちゅー、まんぷく大虎號、玉村105号、炎鵬を撃破し4連勝の快進撃をみせる。しかし、3月の弥生号との対戦では体格差のハンディキャップが大きく、なすすべもなく敗北している。それ以来、十分な静養期間とトレーニングを積んでからの復帰戦だ。前軽量級王者を倒し白星をつかんで軽量級の上位戦線に食い込みたいところだ。

(平川智之通信員)