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伊江中と八前さん(3年)W受賞 税を考える週間 長官賞と事務所長賞


伊江中と八前さん(3年)W受賞 税を考える週間 長官賞と事務所長賞 表彰状の贈呈式で(右から)松沢玲子沖縄国税事務所長、八前柊さん、西康勝教頭、下地勝幸教諭=11月8日、伊江中学校校長室
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 【伊江】本年度の税を考える週間(11月11~17日)の関連行事の一環で、伊江中学校は、租税教室推進校として国税庁長官賞を受けた。同校3年の八前柊さんが書いた「税についての作文」は沖縄国税事務所長賞を受賞した。ダブル受賞の表彰状贈呈式が8日、同校であった。

 松沢玲子沖縄国税事務所長、東江麻利子名護税務署長らが同校を訪れ、西康勝教頭へ感謝状と盾を、八前さんへ賞状と記念品を手渡した。

 八前さんは「祖父から学ぶ税の話」と題し「おじいちゃんの話から、中間納付という制度を知った。誰も知らない誰かの努力が税となってそれが形を変えて身近にある。税は皆のためにあることが分かった」と書いた。受賞に「おじいちゃんから聞いた話を、適切な言葉を辞書で調べたり何回も書き直したりしたので、こんな大きな賞がもらえて達成感も味わえてうれしい」と喜んだ。

 松沢所長は「伊江中学校は、税の作文を10年以上継続して応募しており優秀な成績を収めている。心から感謝している」と評価。八前さんに「将来が楽しみ。自分の地域を愛する気持ちや税の使い方など関心を持ってもらえたらうれしい」と話した。

 (知念光江通信員)