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「ソニー坊や」大切にされ 半世紀前に設置の新川さんの孫らが感謝 沖縄・本部町


「ソニー坊や」大切にされ 半世紀前に設置の新川さんの孫らが感謝 沖縄・本部町 ソニー坊やとソニーちゃんの前で写真に納まる仲里紀代美さん(左から2人目)、紀々さん(中央)ら=11月6日、本部町字謝花
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【本部】ソニーのキャラクターで、子どもたちの交通安全を願って道端に立てられ親しまれている「ソニー坊や」。

 現在県内に糸満市名城、宜野湾市野嵩、西原町兼久、うるま市安慶名、本部町謝花の5体が現存している。

 1960年代にソニー坊やを県内に設置した故新川唯介(しんかわただすけ)さんの親族で那覇市在の仲里紀代美さん(75)と、娘で哲楽家の紀々さん(48)が6日に本部町謝花を訪問。関係者にあいさつとお礼をした。

 新川さんは沖縄ソニーの代理店で、電器店「電波堂」の創業者。新川さんの長女が仲里紀代美さんで、紀々さんは孫に当たる。

 仲里さんは「ソニー坊やとソニーちゃんがいるのは本部町だけ。きれいに色が塗り直されたりしている」と話した。紀々さんは「本部町謝花のソニー坊やの影響で県内の4体に情報が広がった。周りを緑化するなどして地域で大切にされていることに感謝している」とお礼した。

 本部町謝花のソニー坊やとソニーちゃんは地元の大田武男さん(63)が、ハロウィーンの衣装に衣替えした。
 謝花行政区長の與那嶺博樹さんは、ソニー坊やのイラストを入れて名刺を作成した。謝花区の仲間勝弘さん(79)は「ソニー坊やとソニーちゃんは、謝花区のシンボルでバス停に近くて道案内の道しるべとなっている」と話した。 

(上間宏通信員)