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金城さん、大城さん功労表彰 宜野湾 しまくとぅば普及に尽力


金城さん、大城さん功労表彰 宜野湾 しまくとぅば普及に尽力 県しまくとぅば普及功労者表彰を報告した宜野湾市うちなぁぐち会金城明美さん(前列中央)と大城宏世さん(前列右から2人目)=10月31日、宜野湾市野嵩の市役所
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 【宜野湾】宜野湾市文化協会で活動する市うちなぁぐち会の金城明美さん(68)=宜野湾市愛知=と大城宏予さん(71)=那覇市三原=はこのほど、県しまくとぅば普及功労者表彰を受けた。10月31日、両者は関係者と共に宜野湾市役所を訪れ、和田敬悟副市長に報告した。
 県しまくとぅば普及功労者表彰は多年にわたり「しまくとぅば」の普及に尽力するなどし、功績が顕著な個人、団体、法人を表彰する。市うちなぁぐち会で金城さんは16年、大城さんは14年の間、地域の小学校での指導や市民講座の講師を務めるなど、うちなーぐちの普及に努めてきたことが評価された。
 報告会で金城さんは「沖縄の子どもたちや孫が話せるように、これからも普及活動を頑張りたい」、大城さんは「先祖から残された大事な言葉を後世にも残したい」と今後の活動への抱負を述べた。 
 和田副市長は「言語学者によると、うちなーぐちは単なる方言ではなく、一つの言語と言われている。消えゆく言葉と言われることもあるが、文化の一つとして継承していってほしい」と激励した。
 (名嘉一心)