有料

護佐丸をダンスで表現 中城の5サークル ジャンルの個性生かし生涯描く


護佐丸をダンスで表現 中城の5サークル ジャンルの個性生かし生涯描く 三山統一への戦いを激しいダンスで表現する出演者たち=11月23日、中城村の吉の浦会館
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【中城】中城村の吉の浦総合スポーツクラブ(末吉義良会長)で活動するダンスサークル5団体を中心に、中城の偉人・護佐丸の生涯を踊りで表現する護佐丸ストーリー&ダンスフェスティバルが11月23日、村吉の浦会館で初めて開催された。約100人の踊り手が参加し、護佐丸の生誕の喜びから三山統一など節目の出来事を多彩なダンスで表現した。ダンス舞台の後には各サークルが自由に踊りを披露して客席を盛り上げた。240人の観客が楽しんだ。
 出演したクラブのサークルは社交ダンス、ベリーダンス、K―POPダンス、3B体操(健康体操)、フラの5団体。それぞれの個性を生かし、華やかに喜びを表現したり、躍動感ある踊りで激しい戦いを表現したりした。
 4年前から企画を温めており、コロナ禍を経てようやく実現した。舞台は仲村春吉さん作、脚本・音楽が末吉会長、振付・舞台監督はダンススタジオJuaのGURIさんが手がけた。
 末吉会長は開演前に「ダンスサークルを立ち上げたが発表の場がなかった。話し合ったところ、ただ踊るだけでなく、地元の英雄を表現しようということになった」とイベントの意義を紹介した。「ダンスは体にも心にもいい。仲間も増える。ダンスを広げて地域を活性化したい」と話した。 (島袋良太)