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宮城、平山さんに奨学金 オグレスビー氏開発基金


宮城、平山さんに奨学金 オグレスビー氏開発基金 オグレスビー氏産業開発基金奨学金を交付された美里工業高校の宮城翔さん(前列左から2人目)と浦添工業高校の平山真帆さん(同3人目)=12月11日、宜野湾市伊佐の県国際交流・人材育成財団
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 【宜野湾】県工業連合会から委託され「オグレスビー氏産業開発基金奨学金」の事務局を担う県国際交流・人材育成財団はこのほど、2023年度の交付式を開いた。今回で57回目。美里工業高3年の宮城翔さん(18)=写真前列左から2人目=と浦添工業高3年の平山真帆さん(18)=同3人目=にそれぞれ、10万円を交付した。
 宜野湾市伊佐の同財団で開いた交付式で、県工連の古波津昇会長は「これからの沖縄の礎を作る一人として頑張ってほしい」とエールを送った。
 沖縄トヨタ自動車への就職が内定している宮城さんは「乗る人にも歩行者にも安心安全な車を整備したい」と抱負を述べた。県立芸術大学入学を目指す平山さんは「将来はデザインを通して社会に貢献できる仕事に就きたい」と感謝した。
 同基金の奨学制度は1975年度から始まり、2022年度までに県内高校の工業関係学科に在学する生徒108人に奨学金を交付している。戦後沖縄の産業発展に貢献したサムエル・C・オグレスビーさんの功績を記念して設立された。 (名嘉一心)