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平和願い折り鶴貼り絵 宜野座、デイ利用者と職員制作


平和願い折り鶴貼り絵 宜野座、デイ利用者と職員制作 職員と利用者が一緒に制作に取り組んだ「龍」の壁絵の前で記念撮影に臨む利用者ら=10日、宜野座村デイサービスセンター
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 【宜野座】宜野座村デイサービスセンター(金武司会長)に、干支(えと)の「辰」にちなみ、鮮やかな龍の壁絵が掲示されている。富士山を背に天を突く勢いの昇り龍と、舞い上がるたこが優雅な浮遊感を醸し出し縁起良い。
 壁絵はデイサービスの「シンボル」として毎年、利用者と職員が一緒に制作する。今年は世界中が平和であるよう祈りを込めた「折り鶴貼り絵」。龍とたこは壁から浮き出ているように作られ、立体感と躍動感に満ちあふれる。
 大小を織り交ぜ、富士山とたこで660枚、龍で1600枚の折り鶴を使用した。折り鶴は利用者が少しずつ折り続けた。取り付け作業は正月休みに職員のボランティアにより行われた。「長楽萬年」の願いも添えられた。
 1月4日に初お披露目され、完成した壁絵に利用者は歓喜した。
 富士山を見て「あれはドレスね?」と勘違いする人もいて、笑いに包まれた。
 (池辺賢児通信員)