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北農高に「全国制覇の碑」 農業クラブ大会 昨年の快挙を後世に


北農高に「全国制覇の碑」 農業クラブ大会 昨年の快挙を後世に プロジェクトに関わった石倉歌笑さん(右)と指導に当たった川満大輔教諭=1月28日、名護市の北部農林高校
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【名護】昨年10月に熊本県で開かれた日本学校農業クラブ全国大会のプロジェクト発表会で、県立北部農林高校の生徒が最優秀賞を受賞したことを受け、記念碑が1月28日、同校に建立された。除幕式が同日に開かれ、職員や同窓生らが同校初の快挙を祝福した。
 大会は農業高校の甲子園と呼ばれ、全国300校が参加。同校はプロジェクト部門で大宜味村産のカラキ(オキナワニッケイ)の有効活用と普及活動について発表した。プロジェクトに関わった食品科学科3年の石倉歌笑(うたら)さん(18)は、姉が所属していたカラキプロジェクトを残したいとの思いがあったといい「石碑として形に残り、3年間努力してきて良かった」と感動した。
 指導に当たった食品科学科教諭の川満大輔さん(43)は「地域や企業の協力のおかげで建立できた。後世まで残り、これから入学する子たちの目標になれば」と願った。記念碑の背後に大宜味村の農家から提供されたカラキ3本の記念植樹も行われた。 (武井悠)