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伝統の茅葺き 体験 本部・海洋博、技術継承へ


伝統の茅葺き 体験 本部・海洋博、技術継承へ 茅葺き体験をする親子ら=1月28日、本部町の海洋博公園内
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 【本部】本部町の海洋博公園管理センターは1月28日、海洋博公園内のおきなわ郷土村サーターヤー前(製糖所)で茅葺(かやぶ)き体験会を実施した=写真。県内外から親子ら43人が参加した。沖縄の伝統的な家屋についての学びと技術の継承を図ることが狙い。
 茅葺きは民家の屋根として用いられていたが、近年は目にする機会が減少している。
 今回の茅葺き体験は県琉球赤瓦漆喰施工協同組合の茅葺き職人らが講師を務めた。伝統的な茅葺き屋根の仕組みを解説しながら、実際に広場の地上に組んだ屋根組で一緒に茅葺きを体験した。
 東京都から訪れた利根川杏さん(8)は「かけやの音が大きくて思い切りたたいて気持ちよく楽しかった」と話した。
 同日は日本茅葺き文化協会主催で、沖縄のリュウキュウチクとチガヤの茅刈りと茅葺きワークショップも同会場で開催された。 (上間宏通信員)