知事、県人会と交流　シンガポール、意見交換も

　玉城デニー知事が５日、フィリピンに続きシンガポールを訪問した。ウチナーネットワークの強化や沖縄県が力を入れる地域外交の一環で、シンガポールで沖縄県人会と交流した＝写真。昨年１１月から就航を再開したジェットスターや、那覇空港貨物の活性化に向けて物流会社、在シンガポール日本大使館などを訪問した。
　沖縄県人会との懇親会前には、県人会会長やシンガポールで活躍するウチナーンチュ、沖縄にゆかりのあるビジネスマンらと知事、県幹部との意見交換会が開かれ、県が力を入れるウチナーネットワーク次世代継承事業の説明があった。シンガポール側からは国際貨物ハブ事業の再開、那覇空港国際線の２４時間化によるアジアと日本の「南の玄関口」を目指すためのロードマップ構築、ネットを活用した若者交流強化について提言があった。交流会では沖縄の食材を使用した中華コースが提供された。シンガポール市場用に、ボトルなどブランディングに力を入れた泡盛の古酒も提供された。
　（遠山光一郎シンガポール通信員）