特殊詐欺防止で感謝状　沖縄署、仲間・与那嶺さんに

　【沖縄】沖縄署（玉那覇潤署長）は２日、高額の電子ギフトカードを購入しようとする４０代の男性客に声かけをして特殊詐欺を未然に防いだとして、セブン―イレブン沖縄高原６丁目店店長の仲間靖洋さん（３３）と従業員の与那嶺柚美さん（２８）に感謝状を贈呈した。
　署などによると、見知らぬ番号から男性の携帯電話番号に「サイト料金の未納がある。本日中に支払わないと裁判になる」との電話があり、３０万円分の電子ギフトカードの購入を求めた。男性が電話をしながら高額なギフトカードを購入しようとしていたことから詐欺を疑った与那嶺さんが男性に声をかけ、購入を思いとどまらせたという。
　与那嶺さんは「みんなの身近にあるコンビニで被害を防げて良かった」と笑顔を見せた。普段から特殊詐欺が疑われる場合には来店客に声かけするよう話しているという仲間さんは「不安なことがあれば従業員に気軽に相談してほしい」と呼びかけた。玉那覇署長は「市民の安全を意識した店舗運営をしていることの表れだ」と感謝した。
　（大嶺雅俊）