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辰年の60人 世代超え交流 宮古島・狩俣で合同同窓会


辰年の60人 世代超え交流 宮古島・狩俣で合同同窓会 狩俣集落の「合同同窓会」に参加した辰年生まれの参加者ら=宮古島市平良狩俣
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【宮古島】辰(たつ)年生まれが一堂に会し新年を祝いながら交流を深める「合同同窓会」がこのほど、宮古島市平良狩俣の狩俣集落センターで行われた。催しは年初恒例となっており、今回は地元狩俣をはじめ県内外から約60人が集まった。下は12歳から上は72歳まで年代ごとに趣向を凝らした余興を披露した。参加者は、全員での記念撮影や余興などを通じて久々に会う同級生や、世代を超えた同窓生と和やかな親睦交流を楽しんだ。
 最年長参加者として表彰された新里新登(しんとう)さん(95)は「この催しが長年続いていることは良いこと」と話した。同窓会を取りまとめた孫の新里友恵さん(35)は「昨年10月から準備をしてきた。みんな楽しんでくれて一生懸命準備してよかった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
 この催しは今から55年前、酉(とり)年生まれの人たちが正月に里帰りする時期に合わせて、正月を祝いながら旧交を温める機会にしようと開いたのが始まり。12年前は100人を超す参加だったが今回は60人余り。少子化の影響もあり参加人数は減少傾向にあるが、参加者は半世紀余り続く行事を絶やさないよう12年後の再会を誓った。  (友寄開)