【本部】ベトナム難民(ボートピープル)の関係者らが1月31日、本部町役場に平良武康町長を訪ね、カンヒザクラの保全費用として活用してもらおうと、町への寄付金5万円を贈呈した。
贈呈したのは、18歳ごろにベトナムから沖縄に移住した當間利子さん(64)、サイゴン(現ホーチミン)出身のチャンバン・ソイさん(76)、サポートをしている県出身の伊敷雅彦さん(65)の3人。
當間さんの父は1978年に日本に帰国し、ベトナム語を話せたことから、町豊原にあった難民の収容施設で、日本赤十字社の「国際友好センター」に通い、難民と町の橋渡しを担ったという。當間さんは「これからも、子、孫に、本部町の皆さんに世話になったことを伝えていきたい」と話した。
平良町長は「中学生の頃、ベトナム難民の皆さんとの交流があった。一緒にサトウキビの収穫をした思い出がある。本部町に思いを寄せていただき、心が温まり大変感謝している」と礼を述べた。
(比嘉藍子通信員)
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ベトナム難民関係者が寄付 本部町に5万円 「世話になった」と感謝
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