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プロとやんばる駆ける 県内中高自転車部員と交流


プロとやんばる駆ける 県内中高自転車部員と交流 自転車のプロ選手と走行する中高生ら=10日、名護市内
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【名護】自転車競技のプロ選手の沖縄合宿に合わせて、ツール・ド・おきなわ協会は10日、県内の自転車競技部などに所属する中高生との交流会を名護市の北部会館で開いた。
 シマノレーシング(大阪府)の入部正太朗さんら選手10人や、県出身のキナンレーシング(和歌山県)の新城雄大さん、2016年のリオデジャネイロ五輪に日本代表として出場した元プロの内間康平さんが参加。県内の中高生約25人から質問を受け、交流会後は一緒にやんばるの道を走行した。
 中高生らがプロ選手と交流するのは初めて。「山はどう登ったらいいか」「(速さの目安となる)ワット数はどれくらいか」など質問をぶつけた。
 参加した選手のうち、新城さんを含む4人は高校時代、部員が1人だけだった。他の学校の監督にお願いして一緒に練習に入れてもらったという。八重山農林高卒の新城さんは石垣島で1人走りまくった思い出にも触れ「自分から動いて、仲間を見つけることも大事」とアドバイスした。北中城高校3年の井上幸洋さんは「普段の練習や、休日の過ごし方が参考になった。同じ舞台で活躍したい」と話した。 (當山幸都)