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カレーとサラダ調理で交流 中城 活動センターむつみ、事業所きらり


カレーとサラダ調理で交流 中城 活動センターむつみ、事業所きらり 大好評のカレーを作り上げたむつみときらりのメンバーら=2月16日、中城村の吉の浦会館調理室
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 【中城】中城村障がい者地域活動センターむつみと指定就労継続支援B型事業所きらりの利用者7人が2月16日、村吉の浦会館で調理実習を実施した。自ら畑で育てた農作物を収穫し、調理までの過程を体験した。2杯おかわりするほどの美味カレーライスが好評で、「また作りたい」と就労意欲にもつながった。
 5~6センチのジャガイモの皮をむいた新井良輔さん。「細かくてみんなやりたがらない作業だから僕が」と、根気よくピーラーを動かした。「無農薬だから皮が残っていても大丈夫」と、赤嶺孝夫さんは安全性をアピール。調理道具の片付けは手際よく小林航樹さんが行う。「家ではやらないけど」と、どんどんきれいに片付けた。
 地域の農家が提供した新鮮なトマトやキュウリはポテトサラダで大活躍。2時間弱で完成させたカレーとポテトサラダを事業所へ持ち帰り、環境美化活動でビーチクリーンを行った利用者にも振る舞った。
 カレーライスが苦手だった棚原剛さんは、「給食で食べた懐かしい味」と3杯目のおかわりを止められるほどの食欲を発揮し、苦手を克服。自ら育てて収穫した野菜を使った料理が、食に関する興味と関心を育む機会にもなった。 (儀間由紀美通信員)