【豊見城】豊見城市の上田山川自治会がこのほど、上田保育園跡地で新春餅つき大会を開いた。舞台では琉球舞踊や民謡が披露され、キッチンカーや地域の企業による出店でにぎわった。
子ども獅子による清めの舞に続き行われた餅つきでは、「よいしょ」のかけ声と共に子どもたちが元気にきねを振った。能登半島地震の発生を受け、被災者支援の義援金への協力も呼びかけられた。
大人による餅米をすりつぶす作業が終わり、餅つきが始まると子どもたちはわれ先にと、列を作った。祐成葵(すけなりあおい)さん(11)=上田小5年=は「きねが重くて、すぐには持ち上がらなかった。楽しかったので、またどこかでつきたい」と笑顔を見せた。
仲程一自治会長は「日頃から顔を合わすことは、いざというときの安心感につながる。地域活性化だけでなく、防災の観点からも地域行事を通して、一緒に(地域を)盛り上げたい。先輩たちから受け継いだ相互扶助精神を忘れることなく、高齢者から子どもたちまでサポートできる地域を目指す」と話した。
(藤村謙吾)
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餅つき大会に住民集う 豊見城・上田山川自治会
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琉球新報朝刊
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