【伊江】伊江村婦人会(島袋和代会長)は2月9日、「知って得する野菜の食べ方」と題した講演会を伊江村農村改善センターで開催した。講師は野菜ソムリエ上級プロの徳元佳代子さん。会場には多くの会員や村民が集まり、講話に耳を傾けた。
徳元さんは「私たちの体は食べた物で作られている」と語り、野菜の栄養素や体にいい調理の仕方を説明した。「肝臓に優しい島野菜はヘチマ、血糖値対策には島らっきょう、長命草は最高のスーパーフード」と紹介した。
徳元さんは、野菜ソムリエ等の資格を取るまでの経緯も話した。「家事、育児、介護、農業と多忙な毎日を送っていた40代でがんになった。それまでは亡くなることが特別で、生きていることは当たり前だと思っていたが、病で亡くなることが特別ではなく、生きていることが特別なことと思うようになり、命の大切さを知った」と語った。「これからも野菜の知識を持った人を増やしたい」と講話を締めた。
村婦人会の宮城悦子副会長は「野菜のこともたくさん知り勉強になった。先生の前向きな姿に感銘を受けた。私も前向きに生きていきたいと思った」と感想を述べた。(知念光江通信員)
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体にいい野菜の食べ方は? 伊江村婦人会、徳元さん招き講演会
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琉球新報朝刊
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