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園児らお茶「お代わり」 南城、ひな祭り前にお茶会


園児らお茶「お代わり」 南城、ひな祭り前にお茶会 3月3日のひな祭りに向けてお茶会を楽しむ年長クラスの園児たち=2月19日、南城市玉城の玉城こども園
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 【南城】南城市玉城の玉城こども園(屋比久守園長)の年長クラス(107人)で2月19日、お茶会が開かれた。茶道裏千家の指導者たちが協力した。園児たちは、正座をして、ゆっくりとお茶を味わった。「おいしい! お代わり」と喜ぶ声もあった。
 お茶会は3月3日のひな祭りに向けて初めて開かれた。企画した同園主幹教諭の奥間直美さんは「卒園を前に子どもたちが豊かな心を育み、いい思い出をつくってほしい」と趣旨を説明した。指導に当たった茶道裏千家の伊川宗津さんは「和の文化の素晴らしさを伝えたい」と話した。
 園児たちは、お茶を運ぶ側と飲む側の両方を体験。和菓子を乗せた盆、茶わんをそっと運び、正座して「お茶をどうぞ」などと話すと、相手も「ありがとう」と言って和菓子やお茶を口にした。富所成ちゃん(6)は「苦かったけどおいしかった。足はちょっと痛くてきつかった」と感想を話した。大城越躍ちゃん(6)は「お菓子がきれいでおいしかった。買って食べたい」と喜んだ。 (岩崎みどり)