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チラシで特殊詐欺防止 与那原警察署、「相談して」


チラシで特殊詐欺防止 与那原警察署、「相談して」 特殊詐欺に注意するよう呼びかける与那原警察署の佐久本学副署長(左)と生活安全課の熊切あづさ課長=6日、与那原警察署
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【与那原】SNSを使った投資詐欺や高齢者をターゲットにした還付金詐欺など特殊詐欺が増加している。与那原警察署や与那原地区防犯協会、同区金融機関防犯連絡会は、管内(与那原町、南風原町、南城市)の住民に向けて、特殊詐欺に注意喚起するチラシを9日、琉球新報紙に折り込む。
 与那原警察署によると、特殊詐欺に関する管内の相談件数は2023年に53件、今年は2月末時点で15件ある。電話で年金の払い戻しがあるとしてATMに誘導しようとする還付金詐欺は昨年から増えているという。
 同署生活安全課の熊切あづさ課長=写真右=は、特殊詐欺に遭わないために、電話の相手が信頼できる人か確認し、お金の話が出るなどおかしいと思ったらすぐに電話を切ることを強調した。「ワンクッション置いて、家族や警察に相談してほしい」と話した。佐久本学副署長=同左=は「チラシを目のつくところに置いて活用してほしい」と呼びかけた。 (上江洲仁美)