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首里城の復興を祈念 守る会、伊是名玉御殿訪問


首里城の復興を祈念 守る会、伊是名玉御殿訪問 仲間と伊是名島を訪れた(右から)仲村高子さんと島幸子さん=伊是名村の国指定重要文化財玉御殿前
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 【伊是名】2月26日から27日に「甦る首里城を守る会」の常任理事で祈り部会長の仲村高子さん=写真右端=が、仲間と4人で伊是名島を訪れた。同会は、琉球王国や文化遺産としての首里城の歴史と文化を学び、継承する活動をしている。
 仲村さんたちは今回、首里城の復興を祈念して、国指定重要文化財玉御殿(たまうどぅん)を訪問し、祈りをささげた。玉御殿は琉球王家第二尚氏初代・尚円王の父・尚稷(しょうしょく)らの墓所として1688年に整えられた。
 一行は初日に玉御殿や伊是名城跡を訪ねたあと、翌日は早朝から伊是名城跡に登り、山頂付近にある井戸イシカーや龍神洞を訪れた。仲村さんは「琉球発祥と深い関わりのある伊是名島で、首里城の復興に向けてのご報告と祈願ができたことは喜ばしい」と話した。
 本村出身の島幸子さん=同右から2人目=が同行し琉歌を奉納した。 (比嘉陽子通信員)