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世界の絵本を堪能 那覇、親子連れ参加


世界の絵本を堪能 那覇、親子連れ参加 国際交流員による読み聞かせに聞き入る来場者ら=3日、那覇市のまーいまーいNahaホール
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【那覇】那覇市上間の那覇市人材育成支援センターまーいまーいNahaでこのほど、「世界の絵本おはなし会」が開かれた。県交流推進課の交流員と、自治体国際化協会の県支部員が、韓国語、英語、中国語、スペイン語で書かれた4種類の絵本を、日本語訳と共に読んだ。約50人の親子が参加し、外国語の響きや異国文化の香りが漂う絵本の世界を楽しんだ。
 韓国の李永根(イ・ヨングン)さんは、「韓国語では、ヨングンと野菜のレンコンの発音がとても似ているため、あだ名がレンコンでした」と、ユニークな自己紹介で観客を笑わせた。
 李さんが読んだ絵本「カンアジットン(こいぬのうんち)」は、誰でも何かの役に立つという道理を描いた作品。自分は必要なものなのか、と悩むうんちが、やがて存在意義に気付く姿が涙を誘った。 (藤村謙吾)