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二段、初段に9人合格 やんばる手打ちそば倶楽部


二段、初段に9人合格 やんばる手打ちそば倶楽部 真剣な表情でそばを打つ参加者ら=25日、名護市のやんばる手打ちそば倶楽部道場
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【名護】やんばる手打ちそば倶楽部(宮城久美子代表)は2月25日、名護市の手打ちそば道場で一般社団法人全麺協の段位認定会を開催した=写真。同倶楽部のメンバーら計9人が日頃の練習の成果を発揮して全員合格した。1人が二段に、8人が初段になった。
 大会では、制限時間40分で手順通りに打ち上げることができるかや、道具を適切に扱えるかなどが審査される。倶楽部のメンバーが見守る中、初段の参加者は小麦粉を含むそば粉700グラムを手順通りに打ち、試験が終わるとほっとした表情を見せた。
 昨年の段位認定会の見学を機にそば打ちを始めた運天美穂子さん(64)=大宜味村=は「制限時間内にできるか不安だったが、倶楽部の先生らの指導で集中してできた」と安堵(あんど)した。夫婦で参加した青山昌弘さん(47)=那覇市=は「ようやく入り口に立ったので、新しい人を教えられるよう今後も頑張りたい」と意気込んだ。妻の沙織さん(43)は「そばを作るのは楽しく、試験を受けられて良かった」と満足した。 (武井悠)