【浦添】浦添市前田の琉球調理製菓専門学校でこのほど、3月に卒業を迎える学生による卒業記念ビュッフェが開かれた。製菓製パン専門士科2年の学生22人が、自ら調理した料理でお世話になった保護者や講師をもてなした。
同専門学校の大山勝校長は「今日の料理は、(学生たちが)学校で学んだことの集大成であるとともに、家族への感謝を込めて作った作品。存分に味わって楽しい時間を過ごしてほしい」とあいさつした。
パティシエやパン職人に必要な知識や技術を学んだ学生たちが自ら作った料理は、洋菓子や和菓子、パンがそれぞれ約20種類ずつで計100人分。3種類のウエディングケーキも飾られた。保護者は、子どもの成長をかみしめるように、一つ一つの料理を丁寧に皿に取り分けた。来場者は、学生たちの思いがこもった品々に「よくできている」「おいしそう」と思わず声をもらした。食事が始まると笑顔が会場に広がった。
学生を代表し登壇した大城武人さん(20)は、物作りが好きで、琉球調理製菓専門学校に入学した。大城さんは「夜遅くまで技術指導をしてくれた先生に感謝している。同じ夢を持つ仲間と支えてくれる先生に出会い、いろんな思い出を作った2年間。幸せだった」と振り返った。
仲宗根梨花さん(20)は「ビュッフェの準備で帰宅が遅くても、家族が『頑張ったね』と優しく声をかけてくれて、励みになった。大変だったが、みんなと努力して今日を迎えられて良かった」と話した。(藤村謙吾)
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菓子やパンで家族に感謝 琉球調理製菓専門学校 卒業記念ビュッフェ
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琉球新報朝刊
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